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Author:sibsi36
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熱海・起雲閣

先日、熱海市の指定有形文化財である起雲閣へ行ってきました。




1919(大正8)年に別荘として築かれたのち、
旅館として多くの文豪たちを魅了した起雲閣。





約3000坪の庭園を有し、
日本、中国と欧州の装飾や様式を融合させた独特の雰囲気は、
気品と優美さを兼ね備えて当時の文化交流を偲ばせてくれます。





文明開化を印象づける和洋折衷の匠の技が随所に光ります。
当時の大工さんが、いかに高度な技を持って
西洋に挑んでいたかを感じられるような気がしてきます。





日本らしさを残しながらどう西洋をとけ込ませるか、
その試行錯誤の末に生まれたこの時代の建築は、
後にも先にもない独特かつ素晴らしいデザインだと思います。





例えば上の写真でも、暖炉の上に仏壇を思わせる仏像の彫りをあしらい、
暖炉の左右には低い腰掛け用の段差が造り付けられています。
女性たちはここに座って編み物などしたということですから、
そこここに気遣いを感じますね。





何より私が感動したのは、
上の写真に見られる「鉞(手斧/ちょうな)仕上げ」と呼ばれる装飾。
もう少し寄ってみましょうか。





この技は、ちょうなという大工道具で木を彫るものです。
今この技を使うのは、
ごく一部の彫刻家や宮大工、木地師、臼造りの職人さんだけだそうです。
ちょうなというのはL字型をした工具で、
刃の先を自分に向けて使います。
ですのでひとつ間違えると自分の足を刃が彫ってしまう、
危険かつ難しい道具でもあるのです。

このような熟練の技を施した木を、柱だけでなくドアなど
部屋中に使用しているのです。
それはもう、圧巻です。

現代はどうしても合理性やコスト削減で建てられる家ばかりで、
このような素晴らしい技もいずれ廃れてしまう恐れすらあります。
日本に一番合った家の作り方はやはり
昔ながらの建築ではないでしょうか。
その素晴らしい技を、良さをどうにかして残していって欲しいものです。
そのためにも、こうして文化財は大切にされていくのでしょうね。

まさに時が止まったような、素敵な空間でした。


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